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「沖縄の海と、お父さん、お母さんにまた会えた」14年前沖縄でホームステイしたモンゴルの女性 苦学の末、医師となって来沖


12年ぶりに再会を果たした里親の金城京一郎さん(左)、智子さん(右)夫妻とネレグイ・ドラムスレンさん(中央)=21日、南風原町

孤児となり、「マンホールチルドレン」という厳しい境遇から苦学の末に医師となったモンゴル人女性のネレグイ・ドラムスレンさん(24)が来沖し、21日、金城京一郎さん(54)と智子さん(52)夫婦=南風原町=と12年ぶりに再会した。2005年に金城さん宅にホームステイし、親子のような契りを交わしたドラムスレンさんは「また家族と会えてうれしい」と笑顔を輝かせた。

ドラムスレンさんは7歳の時に母親が病死。父親もいなかったために孤児となった。氷点下の過酷な環境を生き抜くため、一時はマンホールに身を寄せた。

10歳の時、モンゴル・ダルハン市にある児童保護施設「太陽のこどもたち」に入所。05年、施設の子と共にモンゴルの伝統芸能などを披露するコンサートを県内4カ所で開いた。この時、ドラムスレンさんは金城さん宅に滞在した。

12年ぶりの再会に金城さんは「笑顔があの頃のまま。遠い所を訪ねてきてくれてこんなにうれしいことはない」と頰を緩ませた。

ドラムスレンさんは支援団体「ハミングバーズ」の援助でモンゴル国立医科大学に進み、昨年6月からウランバートル市の国立第二病院で産婦人科の研修医として一歩を踏み出した。

智子さんは「小さなころから賢い子だった。お医者さんになる夢をかなえて本当に立派」と涙ぐんだ。

金城さん夫婦は07年にドラムスレンさんに会うためにモンゴルを訪れており、再会は12年ぶりとなる。

モンゴルに戻った後も日本語の勉強を続けていたというドラムスレンさんは「沖縄のきれいな海と、お父さんお母さんにまた会えた。本当にうれしい」と声を弾ませた。


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