更新日:6月13日
モンゴル支援に関わる志澤スタッフが解説します!
モンゴル国(以下、モンゴル)の基礎データ 首都:ウランバートル

言語:モンゴル語(国家公用語),カザフ語
民族:モンゴル人(全体の95%)およびカザフ人等 宗教:チベット仏教等 面積:156万4,100㎢(日本の約4倍) 人口:29万6,866人(2019年、モンゴル国家統計局)
2017年からモンゴル支援に関わる志澤スタッフが、わかりやすく解説します!(障がいを持つ子どもを支援する施設にて。左端が志澤スタッフ)

モンゴルって、どんな国?
ユーラシア大陸に位置する内陸国で、ロシア、中国と接しています。モンゴル人は遊牧民族として有名ですが、牧畜を離れ都市や農村に定住する人々も増えてきています。1990年代初頭に社会主義体制から大統領制に移行し、鉱工業を中心に経済成長を遂げました。2000年代に入ると鉱物資源の下落や自然災害による農牧業への打撃などを背景に成長率が鈍化し、貧富の格差が広がり、職を求めて地方から首都ウランバートルへの人口流入が始まりました。このような中、もっとも影響を受けたのが社会的に弱い立場にある子どもたちや障がいを持つ人たちです。
ワールド・ビジョン・ジャパンでは、チャイルド・スポンサーシップにより、地図の★印のついた地域で支援活動を行っています。 モンゴルでのチャイルド・スポンサーシップによる活動の詳細こちら

人々はどんな問題に直面しているの?
人口の3分の2が首都ウランバートルに集中し、その約4割が電気や水衛生設備などのインフラのぜい弱な貧困地区に住んでいます。(世界銀行 2014年・2018年データ)
貧困人口の42%を14歳以下の子どもたちが占めています。(世界銀行 2018年データ)
都市部と農村部の格差も見られます。清潔な手洗い場を使える人は都市部では8割ですが、農村部では5割未満にとどまります(世界銀行 2017年データ)
農村部では雪害などの自然災害がたびたび起き、牧畜業に頼る多くの人々の生計に影響を与えています。
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