熊本推進協議会モンゴルと連携したソーシャルビジネス始動ほか【オイスカ誌ニュース】
更新日:2022年3月2日
■ 熊本推進協議会 モンゴルと連携したソーシャルビジネス始動

2021年12月2日、オイスカ熊本推進協議会とオイスカモンゴル総局の関係者が集まり、昨年度から本格的に取り組みが始まった、「熊本×モンゴルプロジェクト(以下、プロジェクト)」の中間報告会がオンラインで開催されました。
このプロジェクトは、熊本県とモンゴルの人々の交流やビジネスマッチングを通じて、国境を越えて支え合うことを目指して始まったものです。コロナ禍で海外との往来が難しい中、初年度は、両国の女性によるオンライン交流会を2回開催。そして、特に羊毛を活用したハンドメイドに従事する女性の就労や社会進出支援を目的として、モンゴルの女性たちのハンドメイド製品を熊本県内やオンラインで販売する取り組みがスタートしました。
今回の中間報告会では、これまでの現状と課題について、双方のプロジェクト担当者から、「製品の輸入から販売の流れが掴めた」「マルシェへの参加やSNSを通じたプロジェクトの周知ができた」(熊本)、「生産者の意欲と売り上げの向上につながった」(モンゴル)などの報告がなされました。その後の意見交換では、購入者層の拡大や持続可能な経営などをテーマに議論がなされ、「プロジェクトの目指すものを、購入者層にも分かりやすく伝えたい」「SNSなどで、モンゴルの生産者の声などを発信したらどうか」といった意見が出され、できることから取り組んでいくことが確認されました。
本プロジェクトは、オイスカの10ヵ年計画の柱の一つ、ソーシャルビジネスの推進にも沿った活動で、背景や生産者の声などは、「OISCA」4月号TOPICで詳報する予定です。