モンゴル議会、ザンダンシャタル首相が辞任
- mongoliawalker

- 10月18日
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モンゴルの国家大会議(議会)は2025年10月17日、ゴンボジャブ・ザンダンシャタル首相に対する不信任決議案を可決した。採決結果は賛成71票、反対40票で、首相は決議成立後に辞任を表明した。ザンダンシャタル氏は同年6月に就任しており、在任期間はおよそ4か月だった。
モンゴル議会は17日、ゴンボジャブ・ザンダンシャタル首相の不信任案を採決し、賛成71票、反対40票で可決した。不信任決議は与党モンゴル人民党の議員によって提出され、議会の本会議で可決された。可決を受けて首相は辞任した。
ザンダンシャタル氏は2025年6月、ルブサンナムスライ・オユーンエルデネ前首相が議会で信任を失い辞任した後、与党モンゴル人民党の推薦により首相に指名された。就任後、議会運営と党内調整を進めていたが、党内部で意見の対立が生じ、不信任案が提出された。
議会の委員会段階では不信任案に反対意見が出ていたが、本会議で可決された。議会規定により、棄権および欠席は反対票として扱われた。
同日、議会議長アマルバヤスガラン・ダシュゼグヴェ氏も辞任を表明した。与党モンゴル人民党は議会で多数を保持しているが、党内に複数の派閥が存在していると報じられている。
モンゴルでは2025年6月、オユーンエルデネ前首相の退陣直前に、ウランバートルを中心とした抗議活動が発生していた。抗議は汚職や政府への不信を訴える内容であった。オユーンエルデネ氏は議会の信任投票で必要な票を得られず辞任した。
モンゴル憲法に基づき、大統領ウフナー・フレルスフ氏が後任首相候補を指名し、議会が承認する手続きに入る。承認までの間、ザンダンシャタル氏は暫定的に首相職を務める。
ゴンボジャブ・ザンダンシャタル氏は1970年生まれで、モンゴル人民党所属。2009年から2012年に外務・貿易大臣、2019年から2024年に国家大会議議長を務め、2025年6月に首相に就任した。
モンゴル議会、ザンダンシャタル首相が辞任



















































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