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ラクダはとても繊細で優しい動物なので、涙を流すこともあります

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ラクダの子どもは「ボトゴ」と呼ばれます。ラクダは平均して30〜37年生きる動物です。おとなしい性格で、放牧地に広く散らばって草を食べます。乗用や荷運びにも容易に慣れ、すぐに従順になる性質を持っています。

ラクダは昼夜を問わず遠くの物を見分けることができ、嗅覚も優れているため、井戸や人家の跡などを約30km離れた場所からでも察知できるといわれています。どんな砂漠でも方向感覚を失わない優れた空間認識能力を持つため、遊牧民にとって良き相棒となってきました。

ゴビ砂漠の草木や水にはミネラルが多く含まれるため、ラクダはそれらから塩分を多く摂取します。これにより体内の浸透圧が上がり、水分を蓄える能力が高まります。また、気温が上昇した際、汗をかいて水分を失わないように体温を上げて耐える能力も持っています。こぶの脂肪を分解して水に変えることもできます。

一度に80リットルまで水を飲み、胃に蓄えて数日にわたり少しずつ使うことができます。体内には大量の脂肪を蓄積しており、二つのこぶ以外にも内臓脂肪が80〜100kgに達します。これは約90万キロカロリーに相当するエネルギーの蓄えです。脂肪100gを分解すると107mlの水が生成されるため、この脂肪もラクダにとって重要な水分源となると研究者は述べています。

実験では、草も水も与えない条件で56〜70日、草だけ与えて水を与えない条件で78日、水だけ与えた場合は86〜131日耐えられたとのことです。長期間の飢えや渇きに耐えるため、昔から遠距離の旅に利用されてきました。

ラクダは通常、少なく乾いた糞を排出します。また、日中の強い日差しを最小限に受けるため、太陽に体のごく一部だけが向くようにして採食する習性があります。

 
 
 

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