モンゴル初のメタンガス埋蔵量を国家登録
- 6月21日
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モンゴル初のメタンガス埋蔵量を国家登録
「エルデネス・メタン」社の投資契約が歴史的成果
モンゴル国営企業「エルデネス・メタン」社は、同社が締結した投資契約の成果として、モンゴル史上初となる炭層メタンガス(CBM)の埋蔵量が国家登録されることになったと発表した。
2016年に設立された同社は、国家予算を投入することなく、地質調査や開発に伴う高いリスクを海外投資家が負担する仕組みを構築してきた。
2019年には、オーストラリアの「ジェイド・メタン」社と共同で「メタン・ガス・リソース」社を設立。これまでに総額約600億トゥグルグの外国直接投資を誘致し、31本の試掘井を掘削するなど、本格的な探査活動を進めてきた。
2026年5月28日に開催された鉱物資源専門評議会において、南ゴビ県ツォグトツェツィー郡に位置する「タバントルゴイ XXXIII」鉱区の炭層メタンガス資源評価および埋蔵量計算が承認され、モンゴル史上初めて国家埋蔵量登録簿に記載されることが決定した。
これは、モンゴルのクリーンエネルギー開発における歴史的な一歩と位置付けられている。
大規模な資源ポテンシャルを確認
探査の結果、タバントルゴイ・ウラーンノール地域において、以下の回収可能資源量が確認された。
条件付き資源量(Contingent Resources)
区分 | 資源量(百万立方メートル) |
1C(低位推定) | 1,372 |
2C(最有力推定) | 5,413 |
3C(高位推定) | 11,097 |
将来有望資源量(Prospective Resources)
区分 | 資源量(百万立方メートル) |
1U(低位推定) | 1,105 |
2U(最有力推定) | 5,567 |
3U(高位推定) | 11,047 |
クリーンエネルギー時代への新たな一歩
今後、開発・生産計画(PDO)が承認されれば、商業生産が正式に開始される予定である。
プロジェクトの実現によって、以下のような効果が期待されている。
大気汚染の改善
採掘したメタンガスを公共交通機関や石炭輸送車両の燃料として利用することで、大気汚染の大幅な削減が見込まれる。
新産業の創出
ガスの液化、貯蔵、輸送などに関する新たな産業インフラが国内に整備されることで、エネルギー産業の多角化が進む。
国家財政への貢献
税収や鉱物資源利用税(ロイヤルティ)に加え、国営企業である「エルデネス・メタン」社を通じて大規模な配当収入が国庫へ還元されることが期待される。
関係者は、「本プロジェクトは単なるガス開発事業ではなく、モンゴルのエネルギー自立とグリーン成長を実現する新たな道筋となる」としており、豊富な天然資源を先進技術によって活用し、クリーンエネルギー社会への移行を目指す考えを示している。
モンゴル初のメタンガス埋蔵量を国家登録

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