モンゴル国
【歴史】
モンゴル国はユーラシア大陸の西部に位置し、北はロシア、南は中国に囲まれた海のない国です。モンゴル国旗は赤・青・赤の順で、左側の赤地にソヨンボという意匠を配したものです。ソヨンボ文字はかつてモンゴルで使われていた文字で、火・地球・水・太陽・月・陰陽を表しています。
【地理】
モンゴル国の面積は約156,100平方キロメートルで、日本のおおよそ4倍の大きさです。モンゴル国の人口は約320.1万人で、首都ウランバートルの人口は約134万人です。モンゴル国は高地に位置しており、平均標高は1,500メートルを超えます。気候は乾燥しており、降水量は年間平均300ミリメートル程度です。モンゴルにはアルタイ、シヤン、ハンガイ、ヘンティーの4つの大きな山脈があります。
【国章】
モンゴル国章には仏教やモンゴル民族の伝統のシンボルが組み込まれています。国章の外側を囲む円形には「tumen nasan」と呼ばれる文様が描かれており、永遠の象徴とされています。国章の中央には青地の上に三つの宝石があり、これは仏教の三宝を表しています。青地の中央には「ソヨンボ」が描かれた馬があり、モンゴルを象徴するシンボルです。
【気候】
モンゴルは乾燥した気候であり、年間平均降水量は300ミリメートル程度です。気温は季節によって大きく変動し、最高気温は約40度、最低気温はマイナス30度まで下がることもあります。モンゴルには草原が広がっており、北部は年間約500ミリメートルの降水量があり、森林も存在します。
【国土】
モンゴル国の国土の約80%は草原であり、北部には高い山脈が連なっています。南部には砂漠地帯であるゴビが広がっています。また、モンゴル国は数多くの湖や川も有しており、その中でも有名なのは以下のようなものです。
ホブス湖（Khuvsgul Lake）：モンゴル国内で最も深い湖であり、シベリアの淡水湖としても知られています。美しい青色の水と周囲の美しい自然景観が特徴です。
オルゴン湖（Uvs Lake）：モンゴル国の最大の湖であり、ウヴス州に位置しています。国際的に重要な湿地帯であり、多くの希少な鳥類や野生生物が生息しています。
オノン川（Onon River）：モンゴル国内を流れる最大の川であり、ヘンティー州とダルハン州を通過しています。この川はチンギス・カンの生まれた地として知られており、歴史的な意義を持っています。
タムチン川（Tamir River）：ウランバートル市の近くを流れる川であり、釣りやピクニックなどのレクリエーション活動に利用されています。周囲には美しい森林と草原が広がっています。
ゴビ砂漠内のオアシス：モンゴル国にはゴビ砂漠と呼ばれる広大な砂漠地帯があります。しかし、砂漠内にはいくつかのオアシスが存在し、そこでは水源が供給されるため、植物や野生動物の生息地となっています。
これらの湖や川、砂漠のオアシスは、モンゴル国の豊かな自然環境の一部を示しており、観光地としても人気があります。
