【東京のモンゴル】新宿のモンゴル料理『モリンホール屋』に行きましょう!!
みなさん、こんにちは!
前回記事(https://www.mongoliawalker.com/post/2042901)では、モンゴル料理のうち伝統的な三大料理(と私が勝手に思っているもの)をご紹介しました。
これらの料理は、モンゴル料理屋さんならどこでも食べる事ができるのですが、今回はそのうち、新宿歌舞伎町にある「モリンホール屋」をご紹介します!
靴を脱いで店に入ると、モンゴル遊牧民の移動式住居「ゲル」を模した内装がお出迎え。
モンゴル初体験!という方は、まずこれだけでもビックリです。

そして、前回ご紹介した三大料理をはじめとしたおいしい料理や、モンゴルでしか飲めないドリンク・お酒などを楽しむ事もできます。
が、これらは多少の差こそあれ他のモンゴル料理屋さんにも共通している事です。
では「モリンホール屋」にしかない、このお店最大の「売り」は何でしょうか?
私が思うに、それは「人」です。
実は「モリンホール屋」が営業を始めたのは、コロナ禍真っ最中の2021年3月で、その前は「新オッと屋」という名前で、別のオーナーが経営していました。
それがコロナの影響をもろに受けて、2021年1月をもって閉店することになりました。
そこに名乗りを上げたのが、私のモリンホール(馬頭琴)の師匠であるウルグンさんと、ウルグンさんの甥っ子さんのテゲシジャルガル君(テゲシ君)です。
「せっかくのモンゴル文化発信基地がなくなってしまうのはもったいない!」
ということで、経営環境としては最悪としか言えない状況であるにもかかわらずお店を継いだのでした。

これだけでもすごいのに、もっとすごいのが、現オーナーであるテゲシ君です。
2020年末当時、大学4年生だったテゲシ君は、就職活動を終えて企業から内定までもらっていたんですが、それを蹴って「コロナ禍の中お店の経営」といういばらの道を選択したんです。
ちょっと、すごすぎませんか?
私には、絶対にまねできません。
師匠ウルグンさんとは、私はもう10年以上も付き合いがあり、絵に描いたような善人であることを強く実感していますが、甥っ子さんであるテゲシ君もウルグンさんに負けず劣らずの善人です。
そんな彼らの人柄がお店の経営にも色濃く表れていて、初めてお店を訪れた友人はみな
「温かい雰囲気で、とても癒された」
と口をそろえて言います。
もちろん人柄が良いだけでなく、私が見えないところで尋常でない努力をしているであろうことも想像に難くありません。
そのおかげで、1年のうち半分以上が緊急事態宣言下にあった「異常」としかいえない2021年(一番ひどい時期なんて、1日のお客さんが2~3組しか来なかった日も珍しくなかったようです)を見事乗り切り、開店1周年を迎える事が出来ました。
こんな素晴らしいお店、それが「モリンホール屋」です。
もう、これはみんなで応援するしかないですよね!!
モンゴル料理「モリンホール屋」
住所:新宿区歌舞伎町2-41-3 レオ寿ビル 2F
電話:03-6302-1865